太陽光発電システムは電化製品なんでしよ?

太陽光発電システムは、それを構成する主な部分は電機メーカーが作っている。だから電化製品だと思っている人も多いだろう。半分は正解だが、半分は間違いである。

太陽光発電システムの設置を決めると、あなたの家に太陽電池モジュールやら、その他のパーツが届けられる。この時点ではまだ完成品ではない。電機メーカーは太陽電池やパワーコンディショナーなど、太陽光発電システムの構成に必要なパーツを作っているにすぎないからだ。これらのパーツをあなたの家の屋根にぴったりくるように「設計」し、長期の使用に耐えうるような「施工」を行って、はじめて完成品となる。そのためには熟練した職人の技術が必要になる。

つまり、太陽光発電システムは電機メーカーが作るのではなく、プランナーと施工業者が作るといっても過言ではないのだ。
現にドイツなど海外では、太陽光発電システムの設計は独立した仕事として成り立っている。設計と施工の仕方によって、今後帥年のシステムの性能が決まってしまうといってよいほど、これらは重要なことなのだ。
これは、例えればパソコンに似ているだろう。パソコンはCPUやメモリー、ハードディスクといったパーツをシステムとして組み立てることで一個の製品ができあがっている。

それら各パーツをパーッメーカーが作り、パソコンメーカーが組み立てて出荷している。太陽光発電システムの太陽電池やパワーコンディショナーというのはパソコンのCPUやメモリー、ハードディスクにあたる。
しかし、パソコンと大きく違う点がある。パソコンの組み立ては工場で、しかも流れ作業でできてしまう。それに対し太陽光発電システムは、足場の悪い屋根の上で組み立てなければならない。しかも日本の家の屋根は千差万別。屋根の向き、勾配、材料、周囲の条件などすべて異なるから、すべて手作りだ。パソコンなら、ちょっと詳しい人なら自分でパーツを取り寄せ作ってしまう人もあるかもしれない。しかし、太陽光発電システムの場合はそうはいかない。

なにしろ屋根は、建物の中でも基礎部分と並んで重要な部分である。また、1年、365日、雨、風、直射日光にさらされ続ける最も過酷な場所である。その屋根に訓年にわたってしっかりと固定されるようにしなければならない。雨漏りや落下などがあっては大変だ。そんなことのない安心できる施工をするためには、屋根に関する深い知識と熟練した経験が必要なのだ。

システムが効率的に動くように設計し施工するプランナー、および屋根職人こそが実質的な太陽光発電システムにおけるメーカーなのだ。

高齢者を配慮した照明の留意点

高齢になるほど視力が低下し、かつ、高演色性の暖色系(赤味を帯びたランプのあかり)の光源を好む傾向があります。一方で、眼の水晶体が濁り、光が拡散しやすくなってまぶしさを感じます。
そのため、住宅の照明設計はオフィスの照明と異なった観点で設計すべきであり、明るさ(照度)の数値も大きくする必要があります。さらに明暗の順応力の低下にも配慮して、明るさを急に低下させたり、上げないことも必要です。加齢による視力の変化を示しました。
年齢ごとの必要な明るさを比べたものです。これからも分かるように、卯歳の人が釦歳の若者と同じような物の見方をするには、照明の照度を1.8倍にする必要があるのです。

生活リズムの低下に対応

高齢者は睡眠のリズムが低下しがちです。そのため、生体リズムを考慮した光環境の設計(高照度光の活性スタンド、爽やかな目覚めの天井灯など)を考慮します。
また、高い場所のランプの交換は、高齢者にとっては危険です。吊り下げ灯の高さを調整できる器具はランプの交換が容易であり、清掃のときに照明器具のカバーが外しやすくて便利です。

足元の明るさが安心感を与える

足元灯は、廊下や階段の足元を明るくし(劇場の客席足元灯と同様)転倒の危険性を少なくします。人感センサー付足元灯なら、暗がりでもスイッチを探さすにすむので便利です。

適材適所の照度基準

若年者に比べ、高齢者が不自由なく生活するには約2倍の照度が必要です。そのため、高齢者の部屋の場合、照明器具は6畳の部屋には6〜畳用の器具をというように、ひとまわり明るい照明
を採用するのがよいとされます。
照度は明るさの尺度で、ルクス(9X)という単位を用いて表わされます。
たとえば、晴天の日の日なたの照度は10万ルクス。晴天の日の日陰は1万ルクス。晴天の北側窓際は1千〜2千ルクス。晴天の室内の中央は100〜200ルクス、さらに満月の夜(地上)で0.2ルクスとなります。
住宅の照度基準はJISで規格化されています。
高齢者が居住する環境では、この基準は最低値と見ておく必要があります。参考までに、最近のオフィスの照度は500〜700ルクスを平均照度とし設計されています。

照明を選ぶ10か条

住まいの照明は、暗がりを照らすだけでなく、暮らしを演出する重要な役割を担います。

  • 明るさが安定で高齢者にも心地よい照明であること。
  • 快適性が保たれ、家族の生活のリズムに合っていること。まぶしくないこと
  • 効率がよく、イニシアルコストとランニングコストがリーズナブルであること。
  • 省エネルギー的であること。点滅が容易であること。
  • 環境に対応していること。
  • 火災、感電に対し安全性が高いこと。ダウンライトの放熱が十分であること。
  • 掃除がしやすく、ランプ交換が容易であること。
  • ランプの寿命が長いこと。
  • 器具は美観性に秀れ、ランプは絵画など美術品に対して演色性のよいものとすること。
  • 周囲の温度、湿度などにも安定した性能を保つこと。

つまり、住む人一人一人のライフスタイルに合った器具や光源を選ばなくてはいけないのです。とくに、高齢者の生活する空間の照明は、明るさを含めて不自由や危険がないように設計しておく必要があります。